唯物史観

唯物史観とは唯物論的一元論に立つ、歴史理論。のことでマルクスによって提唱され、レーニンによって発展されたことから、マルクス・レーニン主義とも呼ばれ、史的唯物論とも言います。弁証法によって社会の発展を伴い、堆物論に立って、社会の生産力と生産関係の矛盾こそが、社会進歩の原動力であると考えたものです。つまり歴史的社会は、生産様式の発展によって規定され、生産力の発展によって生産関係もまた変革され、そして、この変革はやがて政治的、経済的、法律的な社会秩序をも変革すると説くものでした。生産様式の発展段階は、アジア的、奴隷制的、封建的、資本主義的の4つの段階をすでに経過し、世界は、社会主義的様式に向けて発展しつつあると言います。かくて準物史観は、他の宗教史観、観念史観、英雄史観などに対し、まったく社会に内在する発展法則によって社会発展を提えようとしたものです。

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